Josef II.     >>

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騎馬姿のヨゼフ2世像は1区のJosefplatzにある。啓蒙絶対王政の代表格で,「全て国民の為に、然し国民からは何の利益も望まない。」が信条であった。
ヨゼフ2世(1741- 1790)ハプスブルク・ロートリンゲン一族出身のオーストリア大公は1764年 ローマ・ドイツ帝国の王となる。1765年から1790年神聖ローマ帝国(962-1806まで続いた ドイツ帝国の呼び名)の皇帝、さらに1780年以降ハンガリーとボヘミアの王にもなる。 マリア・テレジアの第4子で長男。
農奴身分の廃止、民事裁判における死刑の廃止、華美なスペイン調宮廷儀式の厳しい節減、 貴族階級からも土地税徴収、学校と病院を建てた。というのが彼の主な功績である。
ヨゼフ2世は国民経済に益をなさないと判断した700の修道院を閉鎖した。 教皇の影響力を低下させ、祝祭日の廃止など、彼の改革狂ぶりと、細部にこだわる性格から 指導者級の精鋭たちのみならず民衆のからも好まれなかった。

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